NIのKomplete13からKomplete14へアップグレードを考えている人達へ。

2024年09月06日

⇈2024年9月現在早くも”Komplete15”は予約販売されています。

9/8付けコメント

今年の夏作っていた楽曲も全部プレーンの”kontakt”で制作したため、”kontakt7”の導入によって、とりあえず1曲手直ししてみたけれど、

やはりKomplete14の音源ソフトも”kontakt7”というプレーヤー再生によってより良くなっていることは確かだと思う。それを特に感じたのは、”セッション ストリングスプロ”のストリングス音源によってだった。ストリングスの音はいい響きになっている。ピアノ音源の”Noire”に関しても、音の輪郭が若干ハッキリしたことによって、合奏においては存在感がよりでていいんじゃないかとは思う。

ストリングスの音色の響きの向上は大きいと思う。Komplete13時代においては、ストリングスの音があまりよくなく、リバーブでごまかそうとしていたけど、Komplete14になってだいぶより良くなっていると思う。”kontakt7”での作動に置き換えなければならないところはめんどくさいけど、より良い音を持ってくるためならしょうがない流れにはなっているとは思う。

これから発売されるKomplete15も、おそらくより良くなっているのでしょう。

”kontakt8”への置き換え作業がどこまで生じてくるのかは分からないけど、プレーヤの置き換え作業と微調整作業に、再び時間がかかることは確かでしょう。こちらとしては”kontakt7”によって、ほぼ全曲に置き換え作業が待ち受けている状態です。気が遠くなってしょうがないことも確かです。

Kompleteの音源使って作曲している人というのは、全体からすれば少数派であるため、その苦労は分かりにくいだろうけど。

余談ではあるけれど、

Cubase13にアップグレードしたことによって、唯一1つの苦情だった再生位置の設定におけるショートカットキーの問題は解決しました。Cubase11の時の”N”のショートカットキー(オンオフ機能)を再び、Cubase13のショートカットキーに簡単に割り当てることができました。カーソルの再生位置がどこに戻るか、どこで止まってくれるかの設定は相当重要です。


結論から言えば、Komplet13を主要音源として作曲し、14へアップグレードして再び作曲を続けようとした場合、元のKomplete13の音源が一部使えなくなることが分かったということです。

特にリズム音源の"battery"に関しては、"14"になったことによってなくなっている音源もあり、個人的作曲状況においては、非常に問題が起きている状況です。

なくなっている音源は、ほんの一部だと思うけれど、運悪く、その音を使っていた場合は、似た音を探して作り込んでいく必要があります。その作業が非常にめんどくさいといういうことが1つと、もう二度となくなった音源と関わることができないショックがここで生じるということです。

もう1つの問題が、

Komplete14になったことで、もともとkontaktで動作していたいくつかの音源ソフトがkontakt7での動作へと移行しているということ。それによって、14にアップグレードすると、いくつかの”kontakt”経由での音源ソフトは作動しなくなります。その時は、あらたに”kontakt7”を立ち上げて、そこから同じ音源ソフトをもってこなければならないということです。

それに音源もアップグレードされているために、聞こえ方も若干変わってきます。それによって、insertに組み込んだプラグインソフトで、再び微調整をしなければならないということです。

それもまためんどくさいということが1つ。

昨日確認した限りでは、バイオリン音源、ピアノ音源のNoireがそれに当たりました。

アップデートしたNoireの印象は、今まであった幻想感が薄れ音の輪郭がくっきりした印象がしました。個人的には前の音の方が好き。

そういうわけで、Komplet13を主要音源として作曲などをしてきた人は、14へのアップグレードに対しては覚悟した方がいいということです。

kontakt7は、NIのこれからの主要ソフトになるだろうから、避けて通れない可能性も高いです。

個人的には"14"にアップグレードしなきゃよかったと現時点では思ってます。

Komplete13を3年前に約10万円で購入し、今年"14"を約35000円でアップグレードしているだけあって、こんなことになるならアップグレードしなくてもよかったとは思っている。しかし、アップグレードしてみたいという思いも強かったため、しょうがないだろうと思っているということ。

Komplete14には、おまけのソフトもたくさんついてるし、それなりに価値はあると思う。

まだほとんど使ってないから、まだなんとも言えないけど、こうなった以上、それらの音源で進み、より良い音にしていくだけです。

いずれ本格的なレコーディングをする時にも、ライブをする時にも、それなりに音は変わってしまうから、過去の音に執着する必要性はそこまでないからね。と個人的には納得しようとしております。

ある音との別れもまた切ないものだ。

ちなみに、『青春』のキックの音(2種類)は"14"ではなくなっていたため、もうあの作り込んだキックの音は、最後です。あとは、その音により近づけた音を作っていくだけとなっています。


この記事を書いた後、「komplete14 アップグレード問題」で検索してみたら、

早くもKomplete15が9/23頃に発売になり、現在予約販売を行っていることに気が付きました。

しかも音源再生ソフトは、kontakt7からkontakt8へ進化してました。

俺はこれを見て、「NIはこれから収益面で失敗していくな」と思いました。 しかしそんな俺の予想を裏切って利益を出してもらいたいとは思います。

なぜ収益面で失敗していくかに関する俺の推測はこうです。

まず今までkompleteを購入して活用していた人を完全に無視して、新規開拓を行おうとしているという点。今までのkompleteファンの人達に対して、システム上の進化における優しさがないという点。

この二つの要因だけで十分にkomplete離れが世界レベルで進んで行く可能性があるという事。

この一点は致命的だと思っているけど、「作曲者側の気持ちが全くシステムに反映されていない」という点。

おそらく作曲者側、もしくは使用者側は、NIに対して、文句というものを言ってこなかったんだろうなと思ってしまった。そのために、NIは驚くほどの悲劇を辿っている状態となっている感じがする。

俺がNIのトップだったなら、

「そんなにkontaktnoバージョンを変えていくな!俺たちはWindowsじゃないんだよ!」と言うでしょう。

まさかのkontakt8の登場。

komplete15の性能は良くても、NIファンが追い付いていけないし、苦情は見えないところで爆発していると思う。

それにプレーンの”kontakt”の期間って長かったじゃん。その期間にどれだけ”kontakt”経由で作曲していた人たちがいたか。

そこの進化における苦情は我慢して”kontakt7”に移行したことまではいいけど、

”kontakt8”まで進んでしまった。個人的にこれ以上短期的に数字を上げて行ったら、NIはおそらく経営難に陥り買収される流れになるだろうと個人的には予想している。

俺はタイミングを見計らって、komplete14をダウンロードしたばかりだから、次のバージョンをダウンロードしても問題はないけど、

今まで鳴っていた音がアップデートしたことによって鳴らなくなるというのは、相当な悲劇だと思うんだよね。

個人的推測をするなら、この音楽業界のストリーミング不況から見て、”15”の利益は思った以上に出せないでしょう。俺は半額になるまで待ちます。

プレーヤーの方だけは、アップデート多めで進んでもらいたいと思います。後ろの数字を上げるアップグレードは極力しない方がいいというのが個人的意見です。

なんなら最後までkontaktのアップデートにおける進化だけでもよかった。

”kontakt7”は”kontakt2”なんだよね。プレステからプレステ2になる感じ。

そして"kontakt8"は、早くもプレステ3という感じ。

それに音楽制作はゲーム機器じゃないんだからさ、ゆっくりでいいんだよね。

現物のバイオリンだって、バイオリン2として無駄な進化をして登場してこないでしょ。

どうであれ、NIの、プレーヤー自体を急速に変えていくという思考回路はマズいと思う。

プレーヤー本体は、CDデッキにしろ、カセットデッキにしろ、いちいち大きく変わっていくべきじゃない。

というのが俺の考えです。

これでNIが収益面で失敗しなかったら、スゴイと思う。トップの経営方針に対して尊敬さえしてしまうね。

もし失敗したら、降格になるかもしれないけど、覚悟はできてますか??

収益を落とし、社員一同を路頭に迷わせ、顧客に対して優しさのない行動をとった責任は大きくなりますよと。


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