簿記2級の世界に関して。
簿記2級を勉強し、基本事項をそれなりに習得し、模擬テストを受けている中で思ったことです。
現在、私が抱いている簿記2級のイメージ図はこんな感じです。

11月18日頃に受けた最終提出課題のテスト(基本事項の確認テスト)で96点取りながら、その後、模擬試験試験の問題集を1ヵ月間解きまくり、今度はネットの模擬試験を受けてみて取った点数は42点とか46点とかです。
この状況、スゴイと思わないだろうか??
私、自称として知能トップクラスの領域にいる人間だと思ってるんです。
そんな人間が、本気出して3か月間、みっちりやって、模擬テストで50点さえも越えられないんです。
ペーパーの模擬試験においては、時々70点を越えることもあるけど、12回分の模擬テストを受けて、70点を越えたのは5回だけです。
一般的に「簿記2級は難しいよ」と言われているゆえんは、そういう事だと思います。
簿記1級なんて言ったら、1年2年本気でその分野だけに集中して、勉強して習得しないと無理だという事だと思います。簿記1級は専門的に活動する人向けなんでしょう。税理士資格を取るには、簿記1級を取ったうえで、さらにもうちょい勉強しないと無理らしいです。
例えば完全じゃない理解力と知識状態で、簿記2級の試験に運よく受かっても、もう一度テストを受けたら落ちてしまうような分野なんだと思ってます。
今日なんか、昨日受けたネットの模擬試験を再チャレンジして受けて68点でした。同じテストを2回受けて68点(追試で68点)。もちろん、違う回のテストにおいては、再チャレンジすれば80点以上は取れたりしてるんです。
今日のテストの内容は、濃かったなという事です。
そういう事もあり、テストの出題内容によって、状況がガラッと変わってしまうという事になります。
それはいわゆる、理解力が足りなかった場合は、その問題についていけなくなってしまうという事を意味しています。
もちろん、問題の出し方とか問題文とかで、ひっかけ問題や、落とし穴的問題とか、普通に出題してくるわけなんだけど、そこを突破していくのがなかなか難しいんです。
難しい問題というのは、説明が不親切なんです。
言葉少なめに、「この資料からすべてを読み取ってください」とか、問題文の中に見落としそうな年月とか表示されていたりとか、簡単に要件だけを伝えてくれればいい物事を、やたらと複雑に言いまわして伝えてくる問題とか、
それらの問題に受験者は惑わされていくんです。
それで、パニくる時はパニクッテしまうんです。
性格的にパニックに陥りやすい人は、完全に、テストでドツボにハマってしまうような試験なんだと思います。
昨日学んだことは、「問題文は正確によーく読むことが重要なんだな」と思いました。
間違いやすいところとすれば、0を一つ書き忘れたとか、0が一つ多かったとかで、間違う事もよくあります。
メモッた数字を記入したつもりで、その数字は実は違う項目の数字だったとか。
メモも分かりやすく書いておかないと、見返した時にどれがどの数字なんだ分からなくなってくるという事もあります。
几帳面なA型タイプの人はその点有利なんじゃないかと思ったりします。
財務や経理など扱う人が、時々自殺してしまう原因も、おそらく、そういう几帳面さや、神経の細やかさなどが原因となってるかもしれないです。
おおざっぱすぎる人には、会計業務は無理です。
提示された資料において常に、見落としはないか、抜けてるところはないかなど、徹底的に訓練されていくのが税理士クラスの人達であるため、
簿記2級クラスとなれば、その初歩段階のレベルなんだろうなと思います。それでも見落としてしまうんだから、まだまだという領域なんでしょう。
実際、簿記2級を勉強しながら思う事は、まるで確認事項のチェックにおいて訓練されているような感じです。
私は自分の能力向上のために、簿記2級の習得へ進んでいます。
仕事を辞めて、タダで転ぶ気はないという考えもあります。
しかしここまで、簿記2級が難しいとは思わなかったです。というより、ここまで奥が深いとは思わなかったです。とりあえず、70点を突破できる理解の領域までは進んでいきたいと思います。
余談
つい最近買った「スッキリうかる本試験予想問題集」
このタイトルが、例えば「すんなり落ちる本試験問題集」だとしたなら、どうだろうか?
きっと誰も買わないでしょう。ただ個人的には笑ってしまいました。
本の内容は、めっちゃくちゃ簡単な問題だけを集めた予想問題集となり、
本試験を受けても、すんなり落ちるという、タイトル通りの問題集です。
やはり、本試験に受かってもらいたいなら、難しい問題を集めてくるのが世の常です。
TAC出版のタイトルに問題はないと思います。
個人的には、年末だしちょっと笑いたいなと思ったので、伝えました。