新宿タワマン事件に関して、思ったこと。

最近は精神的に物足りなく、MSNの検索トップページに掲載されるのニュースをよく見るようになっている。そんな中で今朝、橋本マナミが「ちょっと純粋過ぎたのかなって、この加害者の方も・・・」という私的な発言をしていたのを見て、俺はちょっと考えた。
まず「その人間が純粋であるためにこんな事件を起こしてしまうなら、この社会は、殺人者だらけになるだろ」と個人的には最初思ったということ。
しかしよく考えてみれば、それも一理あるなと思った。
人間には、純粋さにおける狂気性も確かにあると思ったということ。
その典型的な例をあげるとするなら、宗教における過激派と呼ばれる者達だろう。
この人たちは、心底純粋にその宗教を信じ、純粋に対立者たちと戦っている。
それとは別に、男女関係においても純粋に相手を愛していたために、その裏切りや独占欲によって、相手を殺そうとしてしまうことも、時々起きている話であるということ。
しかし、この事件は、この男の純粋さにおける狂気性だけではないだろうと思ったということ。
というのも、この二人の関係には恋愛関係が成立していなく、なおかつ関係性も成り立っていない中で起きているからだ。
この事件を精神的に分析してみる限り、恐らくこの男は、
小さい頃から過保護に(甘やかされて)育てられて来たんだろうなということとと、
恋愛事情において、挫折をしたことがなかったんだろうなということを推測してしまう。
この事件は、この男のわがままさと純粋性における狂気性によって引き起こされているんじゃないかと個人的には分析したということ。
そういうこともあり、
似たような環境で育ってきた者達からすれば、同情の気持ちも芽生えたりするのだろう。
もしこの事件が、逆だったらどうしますか??
男に貢いだ女がその男を待ち伏せして、刺してしまうという事件であったなら。
きっと女性陣は、その女に同情の気持ちをわずかでも抱いてしまうんじゃないだろうか??
こういう事件は、自分の思い通りにならないという、甘やかされて育てられてしまった者達の怒りであり殺意だと思う。
多くの人が人生の途中で、男女関係は自分の思い通りにはならないということに気がついていくんだけど、恋愛感情の経験が足りないと、相手を思い通りにしようとする感情が歳をとっても残ってしまう。
もちろん、甘やかされて育ってしまった者達は、特にということにはなるけど。
今の時代、少子化という流れもあって、過保護に育ってきてる者達は多いと思う。
そういう者たちこそ、若いうちに、恋愛関係においてそれなりの挫折は経験しといた方がいいだろう。
そうしないと、やがてそのわがままな感情は狂気性となり、自分の人生を破壊してしまう可能性もあるため。
若いうちにそれなりに精神的に傷ついておいた方が、人生トータルとして見る限り安全な状態なると思う。
人生ホント長いからね。若いうちなら失敗しても、失恋しても、挫折してもやり直しが十分にできるということ。